勘違い 2021 1 9

 新型コロナウイルスの感染対策のために、
政府は、緊急事態宣言を発令しましたが、
翌日の通勤風景では、「まったく人出が減っていない」という声が続出しました。
 これは、緊急事態宣言が勘違いされてしまった可能性があります。
ネット空間では、緊急事態宣言の中身を見て、
「要するに、飲み会禁止令だ」という声が続出しました。
 つまり、「飲み会をやらなければいいんだ。
それ以外は、普段のとおりだ」と勘違いされた可能性があります。
 確かに、昨年の4月の緊急事態宣言に比べると、
今回の緊急事態宣言は、「緩い」という印象は強いでしょう。
 しかし、昨年の4月に比べて、
現在の感染状況は、極めて深刻だと言えるでしょう。
 専門家によっては、日本の感染状況は、
「やがて、欧州に追いつくだろう」と指摘する専門家がいます。
 確かに、昨年の4月の時は、
ニュースでは、大騒ぎになっていましたが、
身近に感染者はいなかったので、
「いったい、どこに感染者はいるのだろうか」と思っていました。
 しかし、現在は、知人にも感染者が出始めて、
近所にも感染者が出たというレベルまでになっています。
 私が住んでいる地域は、都心から離れていますが、
それでも、新型コロナウイルスが蔓延しているという印象はあります。
 国民には、油断があると思います。
昨年の7月下旬にも、急激に感染者が拡大しましたが、
無症状者や軽症者がほとんどでしたので、安心してしまった可能性があります。
 しかし、昨年の7月に流行したコロナと、
今、流行しているコロナは、「まったく別物」と言ってよいでしょう。
 今回のコロナは、重症化や合併症を引き起こすタイプでしょう。
にもかかわらず、国民は、「飲み会禁止令だ」と大いに油断しています。
 このままでは、日本も欧州並みの感染者数になる可能性があります。
しかし、PCR検査を拡大する雰囲気がありませんので、
「元気で歩き回る無症状者」が大量に存在するという状況でしょう。
 現在、日本では、3回目の流行となっていますが、
3回目が最も警戒すべきであるのに、
国民のほうは、感染が3回目になるので、最も油断しています。
このような油断という雰囲気は変える必要があります。




































































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